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エンジェル・ダスト
エンジェル・ダスト (商品イメージ)
エンジェル・ダスト
第一段階で「離人現象」(=自分を身体の外側から眺めている感覚に呑み込まれる現象)が生じ、第二段階では「知覚分離」が起こり時間や空間の認識が非常に困難になる。謎の連続殺人事件を担当する異常犯罪性格分析官・節子は昔の恋人・阿久礼と再会する…。しかしここで彼は肉体の暴力ではなく、マインドコントロールを一例とした精神の暴力へとその観点を移し、そこから愛やサスペンスを醸し出すとともに、超自然的なものへの畏敬の念をじわじわと噴出させていく。
リョウはゲリラ軍の兵士だったころ、軍の勢力巻き返しのために、海原神(後のユニオン・テオーペの総帥)に騙されエンジェルダストを投与されましたよ。日常的な、普通の人が抱いている狂気に関心がある、と『文藝』95年春号で語っていた監督だが、その辺は黒沢清監督の『CURE 〔キュア〕』などには到底敵わない印象。
ヒロインの家の中にある緑の植物までもが暴動を起こしそうな、静かなる映像の迫力を堪能できる異色作ですね。エンジェルダストの禁断症状は苦しく、ほとんどが発狂して死んでいくほどだが、新型のものは以前のものより中毒性が低く、ミックは教授(元ゲリラ軍の軍医。一方、ミックが投与されたエンジェルダストは「新型で強力」「洗脳効果もバツグン」であり、爆破された飛行機の墜落現場の海上から引き上げられたミックは、虫の息ながらも薬の力によって生き延びる。

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